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学期刊ステップブック

3学期の子どもの姿
  【年 長 児】 教師用ハンドブックより抜粋
1月の子どもの姿
《始業式の朝のあいさつは…?》
始業式の登園時、子どもたちのあいさつに「あけましておめでとうございます」が加わっていますか? おうちの人に促されて年始のあいさつを口にしていた年中組のときに比べ、自然な振る舞いとして年に一度のあいさつができるのは、生活経験の積み重ねなのでしょう。年末年始を家族と過ごした直後の、この機会をとらえて、年があらたまることの意味や、日本の正月のならわしの由来などをみんなで調べてみるとよいですね。体験に裏打ちされて、知識がより深いものになるはずです。
2月の子どもの姿
《寒さを乗り切る》
月初めに節分と立春がありますが、春とは名ばかりで、一年のうちで一番寒いのが2月です。暖かい部屋から外に出るとき、大人はちょっと勇気がいりますが、子どもは両極端に分かれるようです。「こんなに寒いのに、そんな薄着で大丈夫?」と聞きたくなるほど、元気に外遊びを楽しむ子もいれば、「今日は寒いからお外へは行かない!」と暖房機の側で過ごす子もいます。そういう子の方が厚着だったり、風邪を引きやすかったりもするので、保護者は過保護になるという悪循環なのかもしれません。そんな親や子の意識の転換には時間がかかりますが、まずうがいや手洗いを励行しつつ、暖かい日や時間帯を選んで、外遊びの楽しさや体を動かすと温かくなる実感を伝えていきましょう。
集団遊びの楽しさも十分知っている年長児ですから、サッカーごっこやドッジボールなどが、戸外に出るきっかけになる子も多いでしょう。
3月の子どもの姿
《遊びの時間を保障する》
家庭でも入学についての話題が増えたり、勉強机が届いたりして、別れが間近であることを実感するのでしょうか、子どもたちは寸暇を惜しんで仲間との遊びを楽しむようになります。卒園に向けての活動や準備もいろいろあるでしょうが、自分たちのペースで遊ぶ時間は保障してあげたいものです。
《小学校生活に関する情報を伝える》
入学は大きな飛躍のきっかけになりますが、その分不安材料も多いはずです。「知らない」「予想がつかない」ことは、大人でも不安なのですから、子どもたちの不安はもっともです。
小学校見学をしたり、小学生にインタビューしたり、小学校の先生の話を聞いたりしてもよいですね。「小学生になったらやりたいこと」を発表することで、入学をより前向きに捉えられるかもしれません。「心配なこと」をあらためて口にすることで、「みんな同じなんだ」と安心できるかもしれません。また、その様子を保護者に向けて伝えることで、保護者の不安も軽減されることでしょう。