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絵本の学校


おはなし絵本の会 連続講座 絵本の学校
  2007年の募集は締め切りました。
  期間 2007年 5 月~11月(毎月1回 全6回) ※8月は休講
  第1回 2007年 5 月17日(木) 講師:スズキコージ先生 修了
  第2回 2007年 6 月21日(木) 講師:宮西達也先生 修了
  第3回 2007年 7 月12日(木) 講師:右手和子先生 修了
  第4回 2007年 9 月20日(木) 講師:西内ミナミ先生 修了
  第5回2007年10月18日(木) 講師:朗天狗しん(三浦伸也)先生 修了
  第6回 2006年11月15日(木) 講師:西本鶏介先生 修了

第1回要約 講師:スズキコージ先生
講師:スズキコージ先生
ぼくは静岡県の浜松市で育ちました。当時は住宅環境が悪く、六畳と四畳半だけの家に住んでいました。とにかく絵が好きで、暇さえあれば絵を描いている状態でした。絵の道具は高いから、美術部に行って、うまいこと言ってもらってきたりしました。キャンバスが手に入らないと、菓子箱の裏にも描いていたんです。その菓子箱が、数年前に見つかって改めて見たのですが、やっぱりいい絵なんです。
あるとき、土建屋をやっていた親戚のおじさんに、瓦粘土をたくさんもらったんです。その瓦粘土を使って、とんがり帽子の魔法使いの立体を作りました。あれほどのエクスタシーを感じたことはなかったです。父親は秋野不矩に絵を教わったことがあるとかで、絵心のある人でした。ぼくの作品に対しても、すごく厳しい人だったんです。親父が朝、会社に行く前に、立体を蹴って、穴を空けたのです。息子の作品を粉砕したわけです。ぼくの描いた絵も、気に入らなければ破るような人でした。親父は戦争で中国に行ったような人ですから、過激でした。でも、親父がぼくの作品を否定すればするほど、ぼくは燃え上がったのです。不思議なものですね。あのとき、親父が作品を、すてき、すてきってほめてくれていたら、今日のぼくはないと思います。

第2回要約 講師:宮西達也先生
講師:宮西達也先生
ぼくの描く絵本は、どれも、子ども時代のことがヒントになっています。子ども時代のうれしかったこと、悲しかったこと、感動したこと。それらがひとつひとつヒントになっている。子どもは、肯定的なほめられる言葉をかけられると、肯定的な人間になっていきます。反対に、否定的な言葉をかけられると、否定的な人間になるそうです。『はらぺこおおかみとぶたのまち』という絵本は、否定的な言葉を少なくして、ほめる言葉を少しでも多く使ったら、もっともっとよくなるんじゃないかなあと思いながら作りました。ぼくはやさしさ、思いやりのあるものを描いていこうと思っています。やさしさ、思いやり。それはいつもいつも願うことです。ものが豊かな時代。多くの人が目に見えるものに、とらわれています。お金とか物とか。でもこれからは、目に見えないものの時代じゃないでしょうか。『にゃーご』は、そんなやさしさ、思いやりということで作った絵本です。
07.7.30絵本は子どもだけのものではないです。子どもからおとなまで、すべての人が絵本を読んでほしい。読むのはすごく楽しいですよ。自分が好きな本は何度も読んで消化して、自分なりに読んでください。それが読み聞かせの一番たいせつなコツです。

第3回要約 講師:右手和子先生
講師:右手和子先生
紙芝居というのは、紙であってもお芝居なんだ、と教えられました。だからセリフの中にはいろんなものが含まれているんです。演じ手は、それをいろんなニュアンスで伝えることで、子どもたちの心と心を育てる、と言われたのです。紙という字はつくけれど、セリフを大事にしなさい、と。私はそこからスタートしました。絵本と紙芝居と全然違うところがあります。それは何だと思いますか? 絵本は閉じられていますね。だから、ページはめくります。めくると、つまり中心線・のどがあって、絵がある。そして、絵の反対側に文章が書かれている。ところが、紙芝居は題名以外、文字は見えません。文章は、一枚前のページの裏に書いてありますから。そして、紙芝居は、ご存じのように閉じられていません。一枚ずつばらばらです。ばらばらですが、紙芝居は一方通行で、向かって右から左に進みます。ここに描かれたひよこが、向かって左側にいれば、歩かせることができるわけです。一枚ずつばらばらになっている紙芝居では、動くはずのない絵が動いているように見せることができます。閉じられている絵本は、早くめくったり途中で止めたりしても意味がないんですけれど、紙芝居は一枚ずつばらばらですから。子どもといっしょに紙芝居を作る場合でも、向きと止める効果を考えてつくると、すごくプラスになりますよ。

第4回要約 講師:西内ミナミ先生
講師:朗天狗しん(三浦伸也)先生
和歌山静子さんとは以前同じ会社にいた同僚で仲良しです。彼女と、鈴木出版で初めてお仕事させていただいたのが『まめのかぞえうた』です。これは、節分の本でね。二月号っていうことで、行事絵本のような感じですけども、私はタイトルを考えるときこう思ったんですね。豆まきとか節分とかそういうふうに言ったら二月にしか売れない絵本になっちゃうわって。数え歌だったら小さい子が唱えながら年中買ってくれるかなっていうねらいもあって『まめのかぞえうた』ってしたわけです。だから、最後しか鬼は出てこないのね。これは大成功。通年売れているようです。おまけになぜか夏休みの緑陰図書っていうのにも選ばれました。そのとき、和歌山さんから電話がかかってきて、「西内さん、あの本が緑陰図書になったんだって、なんでだろう」って言うから、「そりゃそうよ、私はちゃんと一年中売れるようなタイトルをつけたし、夏休みの子どもたちが自由研究に大豆を植えてみて、この成長記録を書けば夏休みの宿題ができるっていうきっかけをしといたのよ」って言いました。最後には裏表紙に鬼が出てきて豆を食べています。この鬼はいくつかなってサービス。答えはいつつです。この絵本をおとなのひとにあげたら、「あなたはいまいくつ」って言われたって私の数だけ食べたらおなか壊しちゃうもんとか言われます。

第5回要約 講師:朗天狗しん(三浦伸也)先生
講師:朗天狗しん(三浦伸也)先生
ぼくは朗天狗。4人の読み聞かせのグループなんだけど、プロとしてやってます。ブックドクターの仕事です。ブックドクターというのは、絵本を使って心を元気にしていくという感じでやってます。全国をまわって、いろんな子どもに出会って、いろんな絵本を読ませてもらいました。子どもたちって、おとなよりもすごいもの持ってるんです。子どもは絵本のことを信じていて、絵本の世界に瞬間に入れる。この「信じる力」、子どもはおとなに比べて抜群ですよ。子どもは「今」しか考えてない。そのときそのときを堪能してるんです。計画って、ゴールを設定して、そのゴールから逆算するから、成り立ちますよね。人間の人生のゴールはわからないから、いつ死ぬのかわからないんだから、人生の計画なんてもともとたてようがないんですよ。だから、子どもってすごいんです。自分もそうなりたいって思った。その方法は、本気になることです。思ってることとやってることが一致してるっていう本気です。子どもはおとなのはからいごとを見抜きます。だから子どもの前でだけちゃんとしていてはだめで、「日常生活」をちゃんとやらないといけない。品行方正に暮らそうっていうんじゃなくて、自分に嘘をつかないようにするっていうことです。こうやって生きていることのほうが奇跡的なんですよ。どんな日でもいい一日だったと思える心構えを持ちたいですね。

第6回要約 講師:西本鶏介先生
講師:西本鶏介先生
今、全国的に読み聞かせ運動がさかんですが、絵本や読み聞かせの質問をすると、何にもわかってらっしゃらない方が少なくないです。自分は一生懸命読み聞かせしてるつもりでも、ただ機械的に読んでいて、聞いている立場にするとあまりおもしろくないこともあります。だれのために描いた絵本であるかをよく確認して、読み聞かせにふさわしい絵本を選んでいただきたい。できたら、自分の感性で本を選ぶという習慣をつけてほしいです。読み聞かせの目的はなんだろうかと考えたときに、まず、子どもが参加することがたいせつですよね。読み手が子どもの心を失わず、子どもに対して誠意を持って読んであげることですね。それには、自分が読んで、自分の心を打ったものを、自分の感動といっしょに伝えてあげることです。テーマがしっかりした絵本を選んで、そこから子どもに何を伝えたいのかということを認識した上で読んでいただきたいと思います。物語がしっかりした本というのは、小さい子どもが読んでも解釈できるし、おとなが読んだらおとなの解釈ができる。そして、おとなの理解したことと子どもが理解したことがどこかでつながってる。それが、読み聞かせの力になってくると、わたしは思うんですよね。

時間 講義:午後6時30分~8時00分(受付開始・午後6時~)
会場 鈴木出版(株)3F会議室(JR山手線巣鴨駅下車・徒歩8分/または都営三田線千石駅下車・徒歩4分)
定員 40名(定員になり次第締め切らせていただきます)
内容
5月
講師
和歌山静子先生(絵本作家)
【私と絵本をつなぐもの】
自作絵本の裏話のみならず、絵本をとおしてのアジアとの交流のお話や絵本作家になるにあたって影響を受けた方のお話など、エネルギッシュなお話がうかがえます!
6月
講師
サトシン先生・カネッコ先生(おてて絵本普及協会)
【おてて絵本を楽しもう!】
新潟から発信された「おてて絵本」は今や話題騒然! それっていったいどんなもの? 楽しみ方から実践報告まで、「おてて絵本」の魅力がいっぱい!
7月
講師
講師 宮西達也先生(絵本作家)
【ぼくと絵本、そしてみなさんと絵本】
ベストセラー絵本が誕生した舞台裏や、絵本に対する熱い想いなど、もりだくさんの楽しい宮西ワールドが展開! 受講生の質問にもどんどん答えてくれる予定です!
9月
講師
阿部 惠先生(道灌山保育福祉専門学校保育部長)
【子どもと絵本】
絵本の読み聞かせが子どもに与える効果についてたっぷりお話してくださいます。先生はパネルシアターにも精通していらっしゃって、その講師としてもご活躍中です。
10月
講師
講師 織田道代先生(詩人・絵本作家)
【ことば遊びと絵本作り】
人気絵本『あるのかな』の作者でもあり、詩人でもある先生に、ことばをつむいで生まれる「絵本」や「ことば遊び」の奥深さを語っていただきます。
11月
講師
講師 西本鶏介先生(昭和女子大学名誉教授)
【子どもの心にたっぷり栄養を!】
本講座のまとめとして、実際にどんな絵本を子どもたちが楽しむのか、子どもたちの心にしみるのはどんな絵本なのかということを実例をあげながら語っていただきます。
協賛 鈴木出版(株)/(株)金の星社
受講料 6,000円(第8期全6回分)
ただし、園としてお申し込みの場合は、賛助会員(年会費10,000円)になっていただくと、1園から2名様まで無料で受講できます(代理聴講も可)。
特典
A:会報「おはなし絵本の会」、月刊絵本『こどものくに・ひまわり版』最新号(定価350円)進呈。
上記2点は各回受講の際にお渡しします。
B:おはなし絵本の会主催の他の講座などの受講料割引。
申込方法 受講申込書にご記入のうえ、受講料を添えて鈴木出版担当者にお渡しください。
または、郵便振替(口座番号;00140-6-606202 口座名称;おはなし絵本の会)にて受講料をご送金のうえ、申込書を郵送かFAXでお送りください。
申込締切 定員になり次第締め切ります。
問い合わせ

おはなし絵本の会(鈴木出版内)
   〒113-0021 東京都文京区本駒込6-4-21
   TEL:03-3947-5161 FAX:03-3947-5144
  E-Mail:ehon-1@suzuki-syuppan.co.jp

※絵本の学校第1期の要約は、こちらをご覧ください。
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