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絵本の学校


おはなし絵本の会 連続講座 絵本の学校
  おはなし絵本の会 連続講座 絵本の学校 第8期生募集は終了しました。
  期間 2008年 5 月~11月(毎月1回 全6回) ※8月は休講
  第1回 2008年 5 月21日(水) 講師:和歌山静子先生 修了
  第2回 2008年 6 月19日(木) 講師:サトシン先生・カネッコ先生 修了
  第3回 2008年 7 月 9 日(水) 講師:宮西達也先生 修了
  第4回 2008年 9 月17日(水) 講師:阿部 恵先生 修了
  第5回 2008年10月15日(水) 講師:織田道代先生 修了
  第6回 2008年11月19日(水) 講師:西本鶏介先生 修了

第1回要約 講師:和歌山静子先生
講師:和歌山静子先生
私が5歳の時に終戦を迎えて、戦争が終わったときのことをすごくよく覚えています。 私は、終戦の翌年に小学校に入学しました。そこで、入学のお祝いに12色のクレヨンをもらいました。 そのクレヨンを見たときに、世の中にはなんてきれいなものがあるんだろうって思いました。 絵を描く人になりたいって思ったのは、このときが最初だと思います。だから、仕事でクレヨンを使うとき、 初めて見たものと同じ日本製のものを使っています。プロだからフランスのクレヨンも持ってますけど、 やっぱり日本の気候に合ったものがいいですね。小さくなったクレヨンは、ガラスびんに入れて集めています。 今はクレヨンを入れすぎて、ふたが開かなくなっています。集めているのは、 こんなに小さくなったクレヨンから私がやった仕事が見えるからなんですよ。このクレヨンは、 あの作品を描くときに使ったなあって思い出すんです。

第2回要約 講師:サトシン・カネッコ先生
講師:サトシン・カネッコ先生


おてて絵本というのは、手を絵本に見立てて、子どもにこれ絵本だよって言いながら、 お話を作ってもらうこと。そのときに、ただ一人で読ませるのではなくて、おとながあいづちを打ちます。 言ってみれば、手を使った絵本のごっこ遊びです。ぼくは以前コピーライターをしていて、
そのころは起きてる子どもの顔をみられないくらい、すごく忙しかった。それが、かみさんの産休をきっかけにして、 今度はぼくが家で専業主婦をやることにしたんです。そのころは専業主婦ってめずらしかったですね。 子どもが3歳のころ、遊んでって言ってきたときに、今忙しいって言うと、じゃあ本読んでってくるわけですよ。 だからね、「じゃあ君が読んでみて」って言ってみたんです。ぼくはあいづちを打つ。 いろんな本を持ってきて読んでくれました。そのうちに本を持ってくるのが面倒くさくなったみたいで、 覚えてる話をしだしたんです。すごいなあって思いましたね。

 

 


第3回要約 講師:宮西達也先生
講師:宮西達也先生


絵本を見ていただくとわかると思うんですけど、ひとつは『にゃーご』や「ティラノ」シリーズのようなストーリー絵本。 もうひとつは『まわるまわる』『おっぱい』『うんこ』のようなくりかえし絵本。 これは、一番王道ですね。子どももおとなもわかる。1回読むと、2回目から次にまわるものが出てくるんだなってすぐにわかる。 子どもたちが考える余裕がある。それと、ストーリー絵本とくりかえし絵本の中間の絵本。 ストーリーがありながら、くりかえしがあるものですね。 読み聞かせをするときは、始めにくりかえしものをやると、子どもが入っていきやすいかなと思いますね。
26歳のときに絵本を描こうと思って、実際に始めたのは27歳です。『あるひおねえちゃんは』というのがデビュー作です。 これは、持ち込みの作品なんですが、いろいろなところに断られた末、フレーベル館の人がとってくれたんですよ。 それと同時期に、鈴木出版の人もとってくれたんです。 始めのころにたくさんお世話になってたので、今も鈴木出版から出る本が多いんですね。

講師:宮西達也先生
始めのころは、ダメだダメだと言われ続けてました。 昔は、絵本作家の絵っていうのは、印刷会社の人に踏まれてたりしたんですって。 今、出版業界のパーティーに行くと、昔はぼくの作品をダメだって言ってた人が編集長になってたりするんですけど、 賞をとったぼくにすまなそうにするんですよね(笑)。 でも、昔にいろんなことを言われたから、今、いろんなものを出せているんだと思います。

 


第4回要約 講師:阿部 恵先生
講師:阿部恵先生


この『にゃーご』を読み聞かせで読むとき、ふだんはカバーをとってますよね。 でも、私はカバーをかけて話をしています。 それは、カバーのそでに、ねこのたまの子どもが描いてあるからです。 でも、いっぺんに気がつかなくてもいいんだけれど。
私が務めている幼稚園のクラスで読んでいるときです。 ねこが大事そうに桃を抱えて「にゃーご」と小さな声で鳴きました。 そうしたら、一番前に座っている男の子が「せんせい、たま、ないてる」と言って、私は感激したんです。 心で泣いている描写をわかったんだってね。 そして、その子がほらって指さすんです。 よく見ると、ひとすじ涙が流れているんですよね。私は、長い間この本を読んできましたが、全然知らなかったです。 子どもは絵をよく見ているんですね。

講師:阿部恵先生

 


第5回要約 講師:織田道代先生
講師:織田道代先生


今日は、「言葉とわたし」ということについてお話をさせていただきます。私は、この「と」がすごくいいなと思っているんです。狭く言うとアンド(&)つまり、「と」というのは文法的に言えば助詞ですよね。とっても小さいんだけれども、結構力持ちで、外国の方にとっては難しかったりするようです。言葉と私との関係だとか、言葉がわたしにとってどういう働きをしてくれたのかをお話します。
私は、私立の女子中学校・高校で国語を担当しております。国語というのは、わかるような、わからないような、努力しても努力がわからないような、長い目で見て初めてわかるような科目で、難しい。試験をするのも難しい。教えるのも難しい。成績を付けるのも難しい科目だなあと思っています。私は、国語をこんな風に呼んでいます。「こくご」つまり、言葉はね、腐ることない、この次わかりますか? そうなんです。「ごちそうよ」。生徒にはどこまで通じているのかわかりません。「本当に腐ってないでしょう。おいしいよね。眠ってたりしたら、ごちそうを食べ損ねるよ」と言っているんですけれど。

 


第6回要約 講師:西本鶏介先生
講師:西本鶏介先生


某新聞で、絵本について書かれた特集連載記事がありました。でも、そこで取り上げられていたのはほとんどがいわゆるポピュラーな絵本。今、どんな絵本が出ていて、どんな読まれ方をしているのかもしっかりと分析しなくては、説得力のある記事にはならないと思います。「絵本の世界は子供服や雑貨の会社まで進出し、乱戦模様。創造的な編集魂はどこで生き続けているんだろうか」というのであれば、その編集者魂を持つ若い編集者にもきちんと取材して聞いてみるべきです。
知人が送ってくれたんですが、おきな取次店の去年の児童書絵本の売れ行き良好書リスト。20位まであるんですけど、これを見てもわかりますように、こんなに次々と新しい絵本が出ているのに、有名なポピュラーな絵本しか買われていないということ。もちろん、こういう本もいいし、初めて読む子どもにはとてもすばらしい本だと評価しますけれど、ただ、読み聞かせする人たちがいつでもこの本しか読まないってなったら、いったい新しい絵本はどこへ行くんだろうって思ってしまいます。だから、新しい絵本ももっと読んで、それも含めていろんな絵本の中からその日読む絵本を選んでほしいと思うんです。自分の読む本は自分で選ぶ。そんなポリシーのある読み聞かせをしてほしいものです。

 


時間 講義:午後6時30分~8時00分(受付開始・午後6時~)
会場 鈴木出版(株)3F会議室(JR山手線巣鴨駅下車・徒歩8分/または都営三田線千石駅下車・徒歩4分)
定員 40名(定員になり次第締め切らせていただきます)
内容
5月
講師
和歌山静子先生(絵本作家)
【私と絵本をつなぐもの】
自作絵本の裏話のみならず、絵本をとおしてのアジアとの交流のお話や絵本作家になるにあたって影響を受けた方のお話など、エネルギッシュなお話がうかがえます!
6月
講師
サトシン先生・カネッコ先生(おてて絵本普及協会)
【おてて絵本を楽しもう!】
新潟から発信された「おてて絵本」は今や話題騒然! それっていったいどんなもの? 楽しみ方から実践報告まで、「おてて絵本」の魅力がいっぱい!
7月
講師
講師 宮西達也先生(絵本作家)
【ぼくと絵本、そしてみなさんと絵本】
ベストセラー絵本が誕生した舞台裏や、絵本に対する熱い想いなど、もりだくさんの楽しい宮西ワールドが展開! 受講生の質問にもどんどん答えてくれる予定です!
9月
講師
阿部 惠先生(道灌山保育福祉専門学校保育部長)
【子どもと絵本】
絵本の読み聞かせが子どもに与える効果についてたっぷりお話してくださいます。先生はパネルシアターにも精通していらっしゃって、その講師としてもご活躍中です。
10月
講師
講師 織田道代先生(詩人・絵本作家)
【ことば遊びと絵本作り】
人気絵本『あるのかな』の作者でもあり、詩人でもある先生に、ことばをつむいで生まれる「絵本」や「ことば遊び」の奥深さを語っていただきます。
11月
講師
講師 西本鶏介先生(昭和女子大学名誉教授)
【子どもの心にたっぷり栄養を!】
本講座のまとめとして、実際にどんな絵本を子どもたちが楽しむのか、子どもたちの心にしみるのはどんな絵本なのかということを実例をあげながら語っていただきます。
協賛 鈴木出版(株)/(株)金の星社
受講料 6,000円(第8期全6回分)
ただし、園としてお申し込みの場合は、賛助会員(年会費10,000円)になっていただくと、1園から2名様まで無料で受講できます(代理聴講も可)。
特典
A:会報「おはなし絵本の会」、月刊絵本『こどものくに・ひまわり版』最新号(定価350円)進呈。
上記2点は各回受講の際にお渡しします。
B:おはなし絵本の会主催の他の講座などの受講料割引。
申込方法 受講申込書にご記入のうえ、受講料を添えて鈴木出版担当者にお渡しください。
または、郵便振替(口座番号;00140-6-606202 口座名称;おはなし絵本の会)にて受講料をご送金のうえ、申込書を郵送かFAXでお送りください。
申込締切 定員になり次第締め切ります。
問い合わせ

おはなし絵本の会(鈴木出版内)
   〒113-0021 東京都文京区本駒込6-4-21
   TEL:03-3947-5161 FAX:03-3947-5144
  E-Mail:ehon-1@suzuki-syuppan.co.jp

※絵本の学校第1期の要約は、こちらをご覧ください。
※絵本の学校第2期の要約は、こちらをご覧ください。
※絵本の学校第3期の要約は、こちらをご覧ください。
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