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アルフレッド・ゴメス=セルダ/作
宇野和美/訳
鴨下 潤/挿画
数か月前、カミーロとアンドレスが住むバリオ(地区)に世界的な図書館ができ、貧しいバリオでのくらしも変わりはじめます。小学校に通わなくなくなり、「酒を買ってこい。金は自分で何とかしろ」と、父親に毎日のようにどなられているカミーロは、せっかく図書館ができても、本に興味などありませんでした。「あーあ。本なんて、何の役にも立たない」と言っていたカミーロの未来は、図書館の扉をあけて、図書館員のマールさんと出会うことで変わるのでしょうか。スペイン屈指の児童文学作家が、南アメリカ、コロンビアのメデジンで今日を生きぬく10歳の少年たちの姿をえがいた、雨あがりの物語。
【著作者プロフィール】
■Alfredo Gómez Cerdá ( アルフレッド・ゴメス=セルダ)/1951年スペイン、マドリード生まれ。1970年代から劇や映画の脚本を手がけるが、その後児童文学と運命的な出会いをし、1983年にデビュー作を発表以来、執筆のみならず、読者とのさまざまな交流等の活動を精力的におこなっている。幼い読者からYAまで、全年齢層を対象に100点以上の作品を出版。2009年に、スペインの児童文学界で最も権威ある賞である、国民児童文学賞を本書で受賞など、受賞多数。本作はこの秋、メデジンでミュージカルにもなった。 ■宇野和美(うの・かずみ)/大阪府生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。出版社勤務を経て、翻訳家として活躍中。武蔵野大学講師。主な訳書に、『フォスターさんの郵便配達』(偕成社)、『エロイーサと虫たち』(さ・え・ら書房)、『アドリア海の奇跡』、『ベラスケスの十字の謎』(共に徳間書店)、『ピトゥスの動物園』、『ティナの明日』(共にあすなろ書房)など多数。
税込価格 1,540円
(本体価格1,400円 消費税140円)
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