
(協力 EhonNavi)
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新美南吉/原作
諸橋精光/絵
いたずらぎつねのごんは、兵十がつかまえたウナギをとってしまいます。兵十のおっかあが死んだと知って、「あんないたずら、しなきゃよかった」と後悔するごん。それからというもの、山で拾ったクリやマツタケを兵十の家に届けます。けれど、そうとは知らない兵十は……。兵十とごんの姿を通して、互いをわかりあうことのできない悲しさが切々と伝わってきます。失ったいのちは2度と戻ってこない、ということも考えてほしい作品です。
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【著作者プロフィール】
■新美南吉(にいみ・なんきち)/1913年愛知県生まれ。中学生の頃から創作活動を始め雑誌『赤い鳥』に投稿、鈴木三重吉の推薦を受ける。東京外国語学校卒業後、教員生活の傍ら作品を書く。1943年没。作品に「手袋を買いに」「おじいさんのランプ」「牛をつないだ椿の木」「花のき村と盗人たち」など多数。 ■諸橋精光(もろはし・せいこう)/1954年新潟県生まれ。創形美術学校造形科、大正大学仏教学部仏教学科卒業。大学卒業後、仏教説話を中心とした施本、超大型紙芝居の制作を始める。1993年紙芝居「なめとこ山のくま」で高橋五山賞を受賞、1997年絵本「はしれ! チビ電」が全国読書感想画コンクール課題図書に選ばれる。2001年正力松太郎賞奨励賞受賞。真言宗豊山派千蔵院副住職。
【セット名】
鈴木出版の名作文学紙芝居 第1期 全3巻
【セット構成】
紙芝居 モチモチの木
紙芝居 くもの糸
鈴木出版の名作児童文学紙芝居 第1期 (全3巻)
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